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陳旧性足関節捻挫(外側足関節不安定症):概要


このビデオでは、足関節外側の捻挫がどのように起こるか、慢性(長期的)な不安定性がどのように発展するか、関連する足関節の解剖、そして医療従事者がどのように診断を行うかについて解説します。

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陳旧性足関節捻挫(外側足関節不安定症):概要

外側足関節捻挫とは、足首の外側に生じる損傷のことです。足関節捻挫の中で最も一般的で、全体の約85%を占めます。米国では年間200万件以上発生すると推定されています。足首の捻挫は、年齢や活動レベルに関係なく誰にでも起こり得ます。スポーツをする若いアスリート、仕事中に足首をひねった人、歩道で踏み外しただけの人など、さまざまな場面で生じます。この怪我は「足首をひねった」「足首をぐねった」と表現されることもあります。足部が内側へひねられると、足首外側の靱帯が伸ばされ、重度の捻挫では靱帯が断裂することもあります。では、足関節の解剖を確認し、体内で何が起こるのかを見ていきましょう。この右足首と足部を外側から見ると、皮膚のすぐ下には下腿の筋肉を足の骨に付着させる腱が走っています。これらの腱は、走る・跳ぶなどの動作時はもちろん、とくに不整地を歩く際に足首を安定させる役割を果たします。骨同士をつなぐ靱帯は、腱だけでは足首が安定しない場合に働く“最終的な支え”となります。足関節を構成する骨は、腓骨・脛骨・距骨・踵骨の4つです。外側足関節捻挫で最も頻繁に損傷する靱帯は、前距腓靱帯(ATFL)です。足部が内側へひねられたとき、最初に伸ばされるのがこの靱帯です。ATFLは距骨と腓骨を連結する靱帯です。損傷の程度によっては、他の外側靱帯が同時に傷つくこともあります。患者さんが次に気にするのは、「自分の捻挫はどれくらい重症なのか」という点です。外側足関節捻挫には、医療従事者が広く用いる簡潔な重症度分類があります。グレード1は軽度の捻挫で、靱帯は伸びているものの断裂はしていません。患者さんは多少荷重できるものの、不快感があり、わずかに跛行することが一般的です。グレード2は靱帯の部分断裂が生じている状態です。荷重が難しく、多くの患者さんは歩行時の痛みを避けるため松葉杖を使用したいと感じます。

グレード3では靱帯が完全に断裂しています。松葉杖が必須となり、患者さんは足に全く荷重したがりません。足首を捻挫すると、通常は足首の前方・外側、またはその両方に即時の痛みが生じます。患者さんが荷重を避けるほど、その捻挫は重症である可能性が高いです。足首や足の外側に明らかな腫脹が認められるのが一般的です。ときには、かかと周囲に皮下出血が生じ、足の小指付近まで広がることもあります。医療従事者は足首を診察し、どこに疼痛があるかを確認します。損傷が疑われる靱帯や腱も丁寧に評価します。捻挫は通常軟部組織のみの損傷ですが、骨折の有無を確認するために足首のX線撮影が行われます。こちらの例では、重度の足関節捻挫により、外くるぶしである腓骨遠位端が実際に骨折しています。この骨折の有無によって、治療方針が変わる可能性があります。この段階で、捻挫の程度(グレード1・2・3)を含め、確実に診断を下すことができます。しかし、足首の捻挫を何度も繰り返す人では、症状の現れ方が異なる場合があります。足首を一度捻挫すると、再発する可能性が高くなります。1回の捻挫が十分に治癒しなかった場合や、捻挫を繰り返した場合、慢性的な足関節不安定症を発症することがあります。足首が突然「ぐらつく」ように感じたり、常に不安定感が続いたりすることがあります。3回目・4回目の捻挫になると、医療従事者は足関節のゆるみ具合により重点を置き、特定の方向へ動かしながら不安定性を評価します。ケガ予防の観点からは、バンドを使った筋力強化エクササイズも有効ですが、研究によるとバランス系エクササイズの方がより高い予防効果があるとされています。また、足関節装具(サポーターなど)は、初めて捻挫する人よりも、再発を繰り返す人に対してより高い予防効果を発揮するとされています。結局のところ、捻挫が1回限りであっても複数回であっても、正確な診断に基づいた適切な治療を受けることで、患者は「やるべき活動」と「やりたい活動」の両方に無事に復帰することが可能です。